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今回はちょっと高度な練習です。競馬アナウンスに挑戦!
●次の文章を滑舌に注意して読んでみましょう。慣れてきたらスピードをあげてみましょう。
12頭が一団となって1コーナーから5コーナーへ向かっています。まずは3番のマニュエルマロニエが先手をとりました。そして5番のフォレストホフマンが2番手、その後をピンクの帽子ニョロニョロニョロリンとキックオフキングがほぼ並んで続いています。インコースは6番のコケティッシュココア、アウトコースからはフルートゥフルフラワーであります。1番シスフォスサンダー鳥山騎手はこの位置、さらには赤い帽子のハイファイヘフティ、ラブリーチェリー。その後ろ、少し切れてフジノフシチョウ、パパイヤパフューム。さらに後方、8番ビシバシハシレル、こういった隊形であります。 いよいよ最後のコーナーをカーブして、残り310mコースにかかってきました。シスフォスサンダーは外側に態勢をとっております。さらに、ハイファイくるか? ハイファイヘフティきた。シスフォスサンダー、シスフォスサンダーもきている。 さあ、残り100を切った。シスフォスサンダーくるか、ハイファイヘフティくるか。インコースからコケティッシュココア、アウトにはフルートゥフルフラワー。シスフォスサンダー外から抜け出した。シスフォスサンダー完全に抜け出した。シスフォスサンダー圧勝! 雷鳥賞を制しましたのは、シスフォスサンダー、シスフォスサンダーが勝ちました。
[解説] スポーツの実況には台本がありません。そのため、一部始終を正確にわかりやすく伝えるアナウンスはすべてアドリブといっても過言ではありません。一瞬のうちに起こるドラマを解説するのですから、早口になるのは当然。滑舌がよくなければ不可能です。スポーツの中でも競馬の中継はたった2〜3分で完結する短い競技。はじめは落ち着いて、注目の馬や騎手なども含め、すべての馬の位置を的確に伝えます。レースに動きが出たら、その状況を解説。最後の直線、そしてゴール前には過熱するレースと視聴者の気持ちをあおるようにスピードアップし、馬の名前を連呼しながら一気にゴール! |
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