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今回はマイムに挑戦してみましょう! 自分の経験と想像力を存分に発揮してください。
● 次の設定をセリフを入れずに動作だけで表現しましょう。
授業が終わって、自転車を置いてある校内の駐輪場へくる。 自転車を出そうとしたら、ペダルに足をぶつけてしまう。 あまりの痛さに腹が立ち、乱暴に自転車を出そうとしたら、お尻で後ろの自転車を押してしまい、10台くらいが将棋倒しに。 ますます腹を立てながら自転車を起こしていたら、なんだか悲しくなってきた。
● 解説
このように、与えられたシチュエーションを体で表現することをマイムと呼んでいます。セリフに頼らず、動作と表情だけで表現し、演技力を身につける訓練です。声優は「声の演技者」といわれていますが、口先だけで演技をするという意味ではありません。声の演技でも、感情を伴った体の動きが大切です。体を動かすことによって、感情が素直に表現できるのです。養成所系のオーディションでは、課題にマイムを取り入れているところも多いので、繰り返しトレーニングしてみましょう。
「こんな経験したことある」と思ったら、そのときの状況を思い出し、「こういう経験はないな」と思ったら想像力を働かせる、その臨機応変な対応が声優にも大切なのかもしれませんね! がんばってください! |
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