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母音について
日本語の中で特に重要な位置を占める母音は、舌や口の形を変えるだけで簡単に発音することができます。しかし、正しい母音の発音をマスターするためには、ひとつひとつの音を明確に発音するように意識することが大切です。まずは自分の口の形を鏡でよく見ながら練習してみましょう。
● 母音の無声化 母音は声帯の振動をともなう有声音ですが、前後の子音との関係によって、発音されずに息だけが出てくることがあります。これを「母音の無声化」といいます。
母音の無声化は、次のようなときによく見られます。 【1】母音が無声音の子音(か、さ、た、は、ぱ各行の子音)にはさまれたとき (例)機械 [k(I)kai] 好き[s(u)ki] 人[h(I)to]
【2】無声音の子音の後にくる母音が語尾になり、その音節にアクセントがないとき (例)カラス [karas(u)] あります [arimas(u)]
ただし、これらに当てはまるときでも無声化しない場合や、地域差、個人差もあるので、疑問に思ったらアクセント辞典で確認するようにしましょう。
次号では二重母音と長母音の説明をします! |
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