Books 書籍紹介
収納され続ける収納 生活者のデザイン史
桑沢デザイン研究所でデザイン史を教える著者がつむぐ「収納」の歴史
誰もがあたりまえに行っている行為「収納」。おもに住まいに関する収納を取り上げた書籍や雑誌の刊行はあとをたちません。なぜ収納の話題は尽きないのか。また、どうして私たちは物をどうにか収納しようとし続けるのか。
本書では、「住まいにおける収納がどのように語られてきたか」をテーマに、収納の歴史を3つの章と10のパートにわけて編成しています。私たちになじみのある現代から、過去にさかのぼるかたちで、時代ごとに変わっていく収納の意味や、それらがあらわれた文脈を、ことばを手がかりに取り上げます。
私たちは日々、デザインの所産である物を住まいのどこかに置いたり、隠したり、飾ったり、ときにはそのための収納用品を自らつくったりして、生活をかたちづくっています。収納の歴史は、名もなき人々のデザインの歴史でもあるのです。
●『日刊SPA!』2024年8月27日
本屋lighthouse店主・関口竜平さんにご紹介いただきました
●『新建築』2024年10月号
本書をご紹介いただきました
- 著
- 北田聖子
- 価格
- 2,090円(本体1,900円+税)
- 刊行日
- 2024年08月03日
- 仕様
- 四六判変形/並製/240p
- ISBN
- 978-4-8441-3805-1
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