Books 書籍紹介

近刊 自然科学

サワ☆博士の数楽たいそう

体が数になる? 数が体を動かす?
3歳から80代まで楽しめる、終わらない数あそび

マラン星から来た、メルさんといっしょに、数楽たいそうの冒険に出かけよう!
この本では、著者のサワ☆博士が、さまざまな年代の方(幼児~シニアクラスまで)とおこなってきた数楽たいそうのクラスから、選りすぐりのレッスン9つを紹介します。

 

★数楽たいそうってなあに?★
「サワ☆博士の数楽たいそう」は、サワ☆博士こと澤宏司さんが考案した、計算と運動を同時におこなう運動プログラムです。頭と体を同時に動かすことで「数」ともっと親しくなれることでしょう。誰しもが湯船に浸かりながら1から100まで夢中になってかぞえた時期があったのではないでしょうか。数への興味は心の中でくすぶっているのかもしれません。

 

★いつでもどこでもどの世代でもできる★
・まだ「数」がよくわからない年齢のお子さんも、体の動きを真似するだけでOK
・「数」に興味をもち始めたら、親子でいっしょに体を動かして数えてみよう!
・「計算」が苦手、「運動」が苦手でも、ただの遊びとして、ひとりで・みんなで楽しめる
・スポーツや筋トレにも応用可能
・ご高齢の方は、日課にすることで、運動不足解消や脳トレに

 

 数楽たいそうのクラスでは「考えすぎないで!」というサワ☆博士の声が響きます。計算は頭を使うのに、考えすぎないで!というのは変かもしれません。でも、間違えないようにと慎重に計算するのではなく、「間違えた!」と思ったところから再び考え直してみると、別の答えが浮かんでくるかもしれないのです。
 計算や運動が得意な人も、数楽たいそうをすると「あれあれ…???」となることが多々あります。「子どもも大人も同じだけできて同じだけできない…」これこそが、頭と体を同時に動かす「2軸」の面白さ、数楽たいそうの醍醐味です。

 

頭も体も力を抜いて、ただ楽しみましょう。レッツトライ!

澤宏司
価格
2,420円(本体2,200円+税)
刊行日
2026年03月25日
仕様
B5判変形、コデックス装、176p、オールカラー
ISBN
978-4-8441-3820-4
書店様向け情報 / 出版社memo

郡司ペギオ幸夫 氏推薦!

AIもフィジカルAIと言って、身体を持ったA I、つまりロボットの時代になりつつあります。身体化(エンボディメント)の理論的柱になっている概念モデルに、「オートポイエーシス」というものがあります。それはラテン語で「自分で自分を創る」という意味です。研究者はほとんど、これを無批判に受け入れてしまいますが、「自分で自分を創る」は、創る自分と、創られる自分が一致しないと成立しません。それは本当に一致するのでしょうか?この素朴な一致を前提として、我々は身体化をちゃんと実装できるのでしょうか?私は不安になるのです。
既に出来上がっていて、自分が所有していると信じているこの身体においても、「自分で自分を動かす」事態が生じています。ここに「オートポイエーシス」と同じ問題があるのです。動かす自分と、動かされる自分は一致するのか、という問題です。平凡な我々は「一致するだろ」とぼんやり思ってしまいます。しかし身体に敏感なダンサーは、この「動かす・動かされる」のギャップこそ、身体が自由に「動く」ことのエンジンであることを知っています。
おわかりでしょうか。数楽たいそうは、アルゴリズム化を通して、平凡な我々に、「動かす・動かされる」の不一致を、実感させる方法なのです。数楽たいそうの熟達によって、「動かす」と「動かされる」が一致してくるわけではないのです(一見するとそう見えますが)。そうではなく、この不一致が体の中に隠されていることに、より敏感になってくるのです。「動かす」と「動かされる」の隙間・ギャップこそが、それまで感じなかった空気感、春の気配、猫の日向の匂い、そういった、それまでの自分にとっての、外部を受け入れる吸入口となってくれるのです。水色の異星人に導かれ、試してみる価値は十分にあるのです。

 

郡司ペギオ幸夫(早稲田大学基幹理工学部教授)

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