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近刊 文芸

飼い主もも

不思議な生きものたちとの同居生活を綴る。イモムシ画家・桃山鈴子はじめてのエッセイ

細密に描写する日本初のイモムシ画家として、作品集『わたしはイモムシ』(工作舎)などで知られる著者。彼女の本名は桃子。2歳からニューヨーク州に暮らし7歳で日本へ帰国。幼い頃から生きものが好きで、さまざまな飼育を重ねてきた。

 

生まれたときからそばにいた猫「チロベエ」。3歳のときニューヨークで飼い始めた犬の「ラッシー」。7歳のクリスマスにねだった文鳥の「サクラ」。9歳で初めて飼育したイモムシ「オオスカシバ」。22歳のとき恋に落ちた「クラゲたち」……。

 

0歳から、30代で「クロアゲハの幼虫」に出会いイモムシ画家になることを決意するまで。共に暮らした大切な生きものたち。今ではみんな、心の中に生きている。

彼らにただ寄り添いたかった“もも”の、ちょっと不思議な生きもの録18篇。

 

 

─もくじ─

詩 お花畑

0歳からのももと生きものたちの年譜

 

オオスカシバのこと

ラッシー

タロウ

サクラ

みそっかすの動物たち

チロベエ

わたしの木─ヒマラヤ杉─

ハッピーとポポ

アシナガバチの子

ピョコタン

天才 一代目 二代目

チヨちゃん

ラージ

クラゲたち

モヒカン

クロアゲハの幼虫

崖の下の五匹

この本に書ききれなかった大切な生きものたちについて

桃山鈴子
価格
1,870円(本体1,700円+税)
刊行日
2025年12月17日
仕様
四六判上製/256ページ
ISBN
978-4-8441-3816-7
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