Books 書籍紹介

頭が柔らかくなる多言語学習
へんくつなまま生きずにすんだ
英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、中国語、ロシア語、韓国語、タイ語、インドネシア語。
10か国語を学ぶ翻訳家が、言葉の違いの面白さ&外国語学習のコツを紹介する語学エッセイ。
著者は、ロシア語学習をきっかけに初めてロシア料理を食べ、韓国語を学んで韓流ドラマにはまり、タイ語を始めてタイ古式マッサージを受け、外国語会話学校でネイティブの先生を笑わせようと頭をひねる。
1章「違いを知る、楽しむ」は、兄も弟も区別しない英語の「brother」と、弟から見た兄「형(ヒョン)」と妹から見た兄「오빠(オッパ)」を使い分ける韓国語のように、ある国では1語なのにべつの国では複数の言葉で表すものや、「いやらしい色=ピンク」なのは日本だけといった色のイメージの違い、英語「gift(贈り物)」とドイツ語「Gift(毒物)」のように、綴りがそっくりなのに意味が異なる単語「false friend(偽の友)」など、言葉の違いの面白さ21編。
2章「語学マニアの驚き」は、イタリア語がカタツムリを使って連絡を取る理由や、フルネームに両親の苗字が入っているのに両親を意味する単語がないスペイン語、ヨーロッパ言語特有の男性名詞・女性名詞について、ドイツ語や中国語にある離れたりくっついたりする動詞など、著者が思わず人に話したくなった外国語の驚きと不思議18編。
3章「外国語学習のガイド」は、外国語会話学校を選ぶ細かいポイントや複数言語をいかに学ぶかといった、外国語を学び始める上での悩みや疑問を解消するトピック、小説を原書で読みたい人におすすめの方法など、50歳を過ぎてから多言語学習を始め、独学でリーディング・リスニング・語彙力強化を重視しつつ、学校でネイティブの先生との会話を楽しんでもいる自身の経験をもとにした語学学習のヒントとアドバイス17編。
装画・挿絵:なかむら葉子
◎いいことばかりの外国語学習
・生きた時代や国が違う人の言葉をダイレクトに理解できる
・相手の立場に立って考える癖がつく
・外国語だけでなく日本語も磨かれる
・世界の人と冗談を言って笑い合える
◎本書はこんな方におすすめ
・外国語に興味があるけれど勉強する時間がない
・これから外国語学習を始めたい
・ものの捉え方を変えたり視点を増やしたりしたい
・頭を使うことが減ったと感じる
- 著
- 宮崎伸治
- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 刊行日
- 2026年01月26日
- 仕様
- 四六判/並製/160p
- ISBN
- 978-4-8441-3811-2

