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ラダック旅遊大全

ようこそ、空と山々が出会う地へ

インド北部、ヒマラヤの西外れに位置する山岳地帯、ラダック、ザンスカール、スピティ。平均標高が3500メートルにも達する苛烈な環境にあるこれらの土地では、古くからチベット仏教を信仰する人々が、祖先から受け継いできた素朴な伝統文化と生活様式を守りながら暮らしています。
足かけ十数年にわたってこの地での取材をライフワークとしてきた著者が、その過程で蓄積した膨大な情報を整理してまとめたのが本書となります。各地の街や村、僧院などの詳細な解説をはじめ、2019年に外国人の入域が許可されたばかりの地域の情報や、各地で延伸が続けられる道路の最新状況なども網羅。
ラダックを旅するためのガイドブックとして決定版と呼べる内容であるだけでなく、綿密な現地取材に基づいた地域研究書としても価値のある一冊です。


【プロフィール】
山本高樹 Takaki Yamamoto
著述家・編集者・写真家。2007年から約1年半の間、インド北部の山岳地帯、ラダックとザンスカールに長期滞在して取材を敢行。以来、この地域での取材をライフワークとしながら、世界各地を飛び回る日々を送っている。本書のほか、主な著書に『ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]』(雷鳥社)、『インドの奥のヒマラヤへ ラダックを旅した十年間』『旅は旨くて、時々苦い』(産業編集センター)など。『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』(雷鳥社)で第6回「斎藤茂太賞」を受賞。


【書誌情報】
文・写真 山本高樹 
予価 2,000円+税
仕様 B6判変型(182×129.5)/並製/4C・1C/224ページ/綴じ込み地図付き
ISBN 978-4-8441-3800-6 C0026
発売時期 2023年12月上旬

ほとけの乙女 ミャンマーの仏塔・寺院と少女たち

祈り=今この瞬間の現実に意識を向けること

ブッダが悟りを開いたとされるヴィパッサナー瞑想の体験中に、「太陽の光に照らされた遺跡を背景に祈る少女」のビジョンを見た著者は、写真家としてこの光景を撮影するため、ブッダの教えを守る上座部仏教の聖地ミャンマーを訪れた。

仏塔(ミャンマー語で「パヤー」)は、「尊い人=ブッダ」という意味がある。国民の9割が仏教徒であるミャンマーの人々にとって、仏塔=ブッダは特別な存在であり、出家していない人(在家信者)がブッダと関わることのできる場として、朝から晩まで多くの人で賑わう。少女たちにとっても、家、学校に次ぐ第3の居場所になっている。

ミャンマー各地のさまざまな仏教建造物と、偶然その場に居合わせた少女たちの祈る姿をおさめた異色の写真集。

輪廻転生 ブッダの世界へ / 撮影地の紹介 / ミャンマー(旧ビルマ) / バガン遺跡 / マンダレーとその周辺 / ゴールデンロック / ヤンゴンの黄金仏塔 / 上座部仏教と大乗仏教 / 仏塔と寺院 / ビジョンを求めて / 功徳 / 少女たちの素顔 / ヴィパッサナー瞑想 / 写真の真理 / 写真家の使命


【プロフィール】
むそうたかし

株式会社むそう写真事務所
代表取締役/写真家・ディレクター

和歌山県田辺市生まれ。大阪市在住。
福祉系NPO法人の契約カメラマンとして撮影業務に従事する。
独立後は新聞や雑誌、Webメディアなど広告写真を撮影しながら、作品制作を通じて写真の可能性を追求する。
編著に「最重度・重複障害児かなこちゃんの暮らし」(明石書店)

公式サイト(https://muso.net
コーポレートサイト(https://t-muso.com


【書誌情報】
写真・文:むそうたかし
予価:1,700円+税
仕様:A5判、上製、128p、オールカラー
ISBN:978-4-8441-3797-9 C0072
発売時期:2023年11月上旬