「街を歩いていると、時々誰が何のために作って展示しているのかと問いたくなる不思議な美しい物体に遭遇します。そういう眼でみると世の中はそういう物体にあふれているのです。」(本文より)廃墟写真ともトマソンとも違う、日常に潜む美の謎をテーマにした写真集!
写真と向き合う著者の解説文付。独特の世界観がおもしろい。
新宿で出会った物たち/銀座で観た物/壁の絵画/消す/空の展示/梱包された者/稼働中/拾ってきたゴミ/蒸発した日常
飯村昭彦
1954年東京生まれ。専門学校桑沢デザイン研究所写真科卒業。雑誌などでカメラマンとして活動。1983年麻布谷町の煙突に登って写真を撮影し、赤瀬川源平著『超芸術トマソン』の表紙に。以降「煙突男」として知られる。「超芸術トマソン観測センター」同人として活動。「麻布谷町観察日記」(ちくま文庫『路上観察学入門』所収)2000年よりギャラリーで、「芸術状物質」の作品を発表。