Photo 365 MAGAZINE & DIGITAL PHOTO LABOS
2006.07.03
vol. 83
写真を仕事にしたい人、写真家になりたい人はもちろん、
写真に興味のある人なら誰でも楽しめるメールマガジンです。
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みなさん、元気にお過ごしですか? 写真を撮ること、観ることが好きな人に、お届けしている雷鳥社メールマガジン「Photo365MAGAZINE&DIGITAL PHOTO LABO」エディターのイタガキです。広告業界で活躍されるカメラマン・小山一成さんの2週目です。今週もどうぞお楽しみに。
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第10回新風舎・平間至写真賞
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私が写真を撮るワケ
伝える手を持つクリエイティブフォトプロデューサー・小山一成 インタビューvol.2
カメラ好きで手先の器用な父、実業家でもあり映写機まで持つ祖父。そんなさ環境の中、自然にカメラに興味を持っていった小山さん。少年時代はその写真ができあがるまでの一連の工程に楽しみを覚えていったという。今週はそんな小山少年が、写真学部へ進んだ学生時代のお話です。今の仕事にも繋がっていく広告写真との出会いも待っていました。
■ Profile ■
小山一成(こやまかずなり)
1959年静岡生まれ。1980年東京工芸大学短期大学部卒業後、株式会社アーバンパブリシティー(現 株式会社アマナ) に入社。1990年にはUrbane U.S.A(N.Y)にて活躍し、帰国後、2000年株式会社アウラ設立と同時に代表取締役に就任。ニューヨークADCインターナショナルアワード、ニューヨークフェスティバル(銅賞)、FCC広告賞(グランプリ)、全国カタログポスター展(日本貿易振興会理事長賞)、朝日広告賞('99準朝日広告賞)など受賞も多数。第一線で活躍するコマーシャルフォトグラファー。
株式会社アウラ
株式会社アマナ





広告写真と“ハシ”との出会い
1978年東京工芸大学短期大学部入学。

「本当は、機械が好きだから、高校生の頃は自転車屋になりたかったんですよ。だから、工業化とか、機械系の大学に行こうと思っていた。でも、学校では落ちこぼれて、勉強そのものが嫌になっていたから、他に行き場が無かった。それで、『まあ、ちょっと写真やってるし…写真の学校に行こうかな…』っていうくらいの気持ちだったんですよ。先の進路なんて何にも考えずにね」

漠然とした気持ちで入ったとはいえ、写真に対する知識や技術が増えていくことで、考え方やレンズを向ける対象が変わったり、またテーマを持つようになったりという、何らかの変化はあったのでは?

「ん〜、学校に行くと、写真が課題になるでしょ。そうすると“ねばならない”になってしまうから、つまらないんですよね。成績は…それなりだったと思うけど、成績自体気にしていなかったですね。そのことに意識が向かないというか…」

小山さんが、広告写真ということを意識し始めたのは、2年生で選択した広告写真ゼミに入ってから。そして、その広告写真ゼミを選択するきっかけとなったのは、先輩のちょっとした一言だった。

「留年した先輩が一人いてね、その人から『報道写真は金にならないから、やめた方がいいよ』って言われたんです(笑)。それまでは、“広告写真”なんて特に意識していなかったし、漠然と、卒業したら新聞社とか、雑誌社に入るかなぁって思っていた」

「ドキュメンタリー的な写真を撮っている学生もいましたけど、僕自身は、そういう写真を撮ることに対する強い動機付けが持てなかったんですよね」

「それとね、ちょうどその頃というのは、橋村奉臣さん、通称“ハシ”という若手のコマーシャルカメラマンが、アメリカで活躍していた時だったんです。僕は、雑誌の特集で“ハシ”の記事を読んで、『日本人にもこういう人がいるんだな〜』と思ったと同時に、『こういう風にスタジオで撮る写真の仕事というのがあるんだ』って、初めて意識しました」

“ハシ”の写真には、何が見えたのか。

「純粋に、見てすごくきれいだった。しかもそれが仕事になっている。見たこともないような機材を使って、世界的な仕事をしている。そういうもの全てが、かっこいいなぁって思いました」

「そのずっと後、僕が30歳の時に、仕事でニューヨークに行くことになって、 実はその“ハシ”にすごくお世話になったんですよ。遠い憧れだった“ハシ”本人とご飯を食べたり、スタジオに遊びに行ったりして、嬉しかったですよ」

小山さんと“ハシ”との初めての出会いは、日本での“ハシ”の写真展。小山さんがその写真展の手伝いをしたのがきっかけだった。

「でもね、僕はその時、素直に、『あなたは僕の憧れの人だったんです』って言えなかったんですよ。変に意識し過ぎて、うまくコミュニケーションがとれず、ちょっと誤解されてしまったところもあった。後に、もう少し親しくなってから、そのことを伝えたら、『だったら、最初からそう言えばいいのに』って言われましたけどね(笑)」

「“ハシ”は、僕が分からないことがあったり、助けが必要なときには、すごく力になってくれました。何でも見せてくれるし、何でも言ってくれましたね」


次週(7/10配信号)もお楽しみに!!

写真


今週のPICK UP


【写真展1】

マイケル・デウィック 写真展
「The Surfing Life」
ザ・サーフィング・ライフ –

■ 7月15日(土)まで
アート・フォト・サイト ギャラリー
 東京都目黒区下目黒6-20-29 Blitz-House
■13:00〜19:00、日・月休


【写真展2】

「ふじあざみ」富士山写真展
2006 Mt.Fuji Photo Exhibition

■平澤直治・浅井澄人写真展
■7月3日(月)〜8月28日(月)
赤岩八合館(富士山御殿場口登山道七号九勺)

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写真の学校|東京写真学園
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編 集 後 記
きっと誰でも、人生の中でたまたま目にした文章や、出会った人に影響を受けたりしているんでしょうね。ひとつのことにおいて、いわゆる“成功”を収めているいる人は、受けたものに、敏感に反応してきた人たちかもしれません。でもまあ…大きく変わることはなくても、その時その時感じたことを心にとめておくだけでいいのかもしれないですよね!少しずつ少しずつ…スローライフです。意味が違うか(笑)。何はともあれ、次回もお楽しみに!!(Mariko Hanaoka)
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