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『School Days』 青幻舎 2006年3月発売 2‚940円
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『OMIAI♡』 青幻舎 2‚940円
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『ID400』 青幻舎 2‚940円
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おばあさんになってもポートレートを
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澤田さんの頭の中にあるアイディアの引き出しは、ひとつのアイディアを出せば、また次のアイディアが入ってくる。“アイディアを生み出す苦しみがないのは幸せだと思います”と澤田さん。
「学生の時というのは、テーマを見つけるまでが大変なんですよね。でも、見つかってしまえば、後はみんな突き進むだけ」
現在は、週に一度、母校である成安造形大学で教えている。生徒に写真について教えるにあたっても、やはりコンセプトの重要性を説いているのか?
「私の担当は3年生なんですが、コンセプト云々ということは、1‚2年生の段階で教えられていることですので、特別にコンセプト、コンセプトということはお話しません。授業では、自分の作家活動を踏まえての話をすることもあるし、テーマを見つけるまで自分が辛かった学生時代のことを話したりしますね。」
「みんな、それぞれにテーマを持って、自分らしい作品を作ってきていると思いますよ」
「ただ、やっぱりモチベーションを保つことが難しい。若い時って、すぐに飽きてしまったり、テーマが揺れたりしてしまいがちなんです。だから、気持ちの部分で、生徒の支えになれたらいいなと思っています」
テーマを持つということは、必ずしも努力してできるものでもない。商業カメラマンではなく、作家やアーティストとして活動する難しさは、そこにあるのだろうか。
「ん〜そうですね。でも、学生を見ていると、せっかくテーマを見つけても、その本人に、作家になりたいという強い気持ちがないこともあります。それよりも、雑誌や広告など、きちんと収入につながる仕事をしたいと思う人が多いのかもしれませんね」
澤田さん自身は、広告の仕事依頼が来たら引き受けますか?
「やらないと思います。私がモデルで出ていいんだったら、内容によっては考えてみるかもわからないですけど(笑)。私がモデルさんを撮っても、あまり意味がないと思うんですよね」
「自分以外の被写体が登場する作品が思いついたら、面白いですけどね。私自身も興味があります(笑)。でも、被写体である自分の年齢が変わって、生活が変わっていけば、もちろん作品も変わっていきます。私自身が年とともに変わっていくわけですから、おばあさんになったら、おばあさんの私を撮ってもいい。もしかしたら、一生セルフポートレートを撮っているかもしれないですね」
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愛・地球博『FACE』
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2005年に愛知県で開催された『愛・地球博』。そこでは、澤田さんの作品『FACE』が展示されていた。
「このお話をいただく以前から、将来的には“外国人になる”というシリーズも作ろうと思っていたんです。頭の中の“引き出し”のひとつです」
「今回の万博アートプログラムは全体のテーマが『幸福のかたち』だったんですが、まずはそのテーマに対して、プロポーザル(企画の提案)を出しました。その応募アーティストの中から、私の作品を選んでいただいたんです」
「『幸福のかたち』というのは人それぞれ違うし、それを形にするのは本当に難しいですよね。ご飯を食べることに幸福を感じる人もいれば、仕事に幸せを見出す人もいる。それをそのまま形にするのは無理なので、私は、自分のテーマと結びつけて考えました」
「国籍や言語の違い、宗教や肌の色の違い。その“違い”というのが、私のテーマの“外見”という部分にあてはまると思ったんです」
「私は私であって、地球上のどこへ行っても、私は一人しかいない。人種や国籍など、生まれ持ったものが違っても、人間であるということは同じなわけで、“外見”の部分をすべて取っ払ったらみんな平等なわけですよね。それは、人との違いを認め合うことで、みんな同じ人間じゃないかという考えを『幸福のかたち』に繋げることができればと思って、あのシリーズを提案しました」
澤田さんの作品作りにおける幸せのカタチとは?
「自分が作品を作って、それが社会に広がって、私や私の作品に出会った人が豊かになってくれたら、それは私にとっても幸せなことだと思います」
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本当にやりたいなら、やるだけ!!
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時代性と表現というのはリンクしていて、それらは常に変化していくものなのだろうか。
「そうですね。私がデビューした時も『新しい時代の作家』といわれましたね」
「それに、私が若くして世の中に出ていけたのも、まさに時代が変わったからなんです。というのは、インターネットが当たり前の今。世界中どこにいても、私の名前がひっかかれば、作品を見てもらうことができるわけです」
「実際、ニューヨークでの写真展については、画廊の方が、様々なキーワードで検索している時に、たまたま私の名前が出てきたようで、それでお話をいただいたんです。そこは、50年も続いている老舗の画廊で、普通に日本で生活をしていたら、そういう画廊の方と知り合うことなんてまずない。でも、もうすでに3回の個展開催にまでお付き合いいただいているんですよね。インターネットというツールがあることで、今は確実にチャンスが広がっています。自分のホームページを作っておけば、作品を発信することができるわけですからね」
最後に、写真家を目指す方へのメッセージを伺いました。
「私は、アーティストになりたいと言ったときに、『難しいよ』とか『そんなの大変だよ』など、ネガティブなことを言われることが多かったんです。でも、世の中には当然、成功している人もいるわけで、自分にだってなれる可能性はあるんですよね」
「そして、何か行動を起こすときに、『こうなってしまったらどうしよう…』という不安ではなく、『自分はこうしたい。じゃあ、そのためにはどうすればいいか?』って考えるんです。私は、イメージできたことって、大体実現できると思うんですよ。ビジネス書なんかにもよく出てきますけど(笑)。でも、本当に自分でもそう思います。だから、自分が本当にやりたかったらやる。それだけですよね(笑)。自分が信じたことを、頑張ってやることが大事だと思います」
澤田さん、作品作りのエピソードなど、貴重なお話、 本当にありがとうございました。 次週は1回お休みです。 次回(6/19配信)の写真家さんも どうぞお楽しみに!!
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