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澤田知子展『MASQUERRADE』 ■2006年7月15日(土)〜9月3日(日) ■KPOキリンプラザ大阪4、5階 大阪市中央区宗右衛門町7-2 ■問 06-6212-6578
※詳細は次週のインフォメーションにて!!
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『School Days』 青幻舎 2006年3月発売 2‚940円
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『OMIAI♡』 青幻舎 2‚940円
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『ID400』 青幻舎 2‚940円
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作品展が新たな出会いを繋いでいく
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今も海外で精力的に個展を開催し、高い評価を受けている澤田さん。初めての海外展覧会は、2000年フランスのパリで開催された『PASSAGE de RETZ』だった。『ID400』を発表し、日本でもデビュー間もない頃だ。このチャンスは、いったいどこから舞い込んできたのだろう。
「表参道のギャラリーで『ID400』の展覧会をやったときに、たまたまフランス人のキュレーターの方が立ち寄って下さったんです。その時に『夏にフランスで展覧会をするから出展しないか?』って言わて。これもたまたまなんですが、ちょうどフランス語と英語を話せる友人がその場にいたので、そのキュレーターの方と話ができたのが幸いでした(笑)」
「それでパリでの展覧会が実現したんですが、すごく大きな会場で、参加アーティストも160人くらいと大規模。さらに参加者リストを見てビックリ!世界の著名人の名前が並んでいて、授業で習った人ばっかりだったんです」
そのフランスの展覧会を機に、ベルギーでのグループ展が決定。そこでもギャラリーの方に気に入られて、翌年、今度は『OMIAI♡』の個展を開催することになった。
キュレーターからキュレーターへ。展覧会から展覧会へ。人に何らかの印象を残す作品というのは、そうやって次へ繋がっていくのだろう。
日本国内、海外と積極的に写真展を開催し続けてきたわけだが、その作品作りの費用はいったいどうしたのだろうか。
「最初は親に借りて、アルバイトで貯めたお金で少しずつ返金。また新しい作品を作るときに借りて、また返してという感じでした。金額は作品によって違いますが、何十万という単位で借りていましたね。今はほぼ返し終わりましたけど(笑)」
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生きている日々のすべてが…
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日本と海外の両方を活動の場とし、いずれも高い評価を得ている澤田さんだが、国内外の反応や評価の違いというのは感じるのだろうか。
「関西と関東でもそうなんですが、見たときの反応が違うだけで、基本的な感想というのは同じなんですよね。それは海外でも同じですね」
「ニューヨークのような、人種の坩堝では、『アイデンティティーを模索する作家が現れた』みたいなことを書かれましたが、日本では“アイデンティティー”というよりは、『若い女性の有り方』といった切り口で書かれることの方が多かったかな。紹介される形が少し変わるだけですよね。いろんな人がいろんなことをおっしゃるんで、特に海外だからとか、日本ではこうだ、ということは感じないです」
アーティスト同士の交流や、その交流を通じて受け合う影響については。
「他のアーティストさんから影響を受けるということは、特にないと思います。ですから、好きなアーティストとか写真家を聞かれると、実はいつも困るんです(笑)」
「それよりもむしろ、生きている日々のすべてが、私の作品には反映されていると思います。一人の作家さんの作品よりも、日常生活での出来事や、身の回りにあるモノや人、環境といったものが私の作品に直接的に影響しているという気はしますね」
では、普段から人や身の回りのものを、よく観察しているのだろうか。
「それもよく聞かれるんですが、全然しないんです(笑)。人間観察とかもあまり興味がないし、いつもぼーっと歩いているんですよね。これまでの作品を作ったことによって、周りへの興味の持ち方が変わったということもない…。本当にぼーっとしいるので、街で友達とすれ違っても、友達が声を掛けてくれなかったら、99%気づかないですよ。待ち合わせでも、自分から気づくのではなくて、いつも友達に見つけてもらう方なんです(笑)」
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アイディアの引き出し
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日常生活での出来事、日々の生活の中で影響を受け、その中に作品のアイディアが詰まっているという澤田さんだが、実際にインスピレーションを受けたり、アイディアが作品化するプロセスというのは、どうなっているのだろうか。
「頭の中には、常にいろんなイメージがあるんですよね。頭の中に棚があって、そこにはいろんなアイディアが入った引き出しがあって、鍵を開けると、それが出てくるという感じですね。その引き出しを開ける鍵というのが、作品を作ことになる日常生活の中の“きっかけ”であって、それが何かのタイミングで開いたときに実際に作品化するんです。だから、展覧会の依頼があってから考えるということはなく、いつでも出せるような状態で、たまっています」
「ひとつひとつの引き出しには、アイディアのパーツではなくて、ほぼ完成された状態のイメージが入っています。それらは、展覧会の展示形態やその案内状から、写真集の形まで、ほとんどがセットになって入っているんです。写真も、数枚というわけではなく、その作品のシリーズが一気に映像が浮かんでくることが多いですね」
では、どんな時にアイディアが浮かんでくるのだろう。そして、いくつもあるアイディアは、作品化するまでの間はどのような形で置いておくのだろうか。
「いつも突然です。そして、それらのアイディアは、全部頭の中に入っていて、ノートにメモしたりすることはないですね。メモをしておかないと覚えられないくらいのアイディアは、多分そんなに重要じゃないんだろうなぁって考えているので、浮かんで消えていくものはそのまま放っておきます。実際に作品化しているアイディアというのは、本当に何回も頭の中に出てくるんですよ。何かのきっかけがあったとき、例えば『この展覧会の内容と、今自分が考えていることと、あの作品がリンクするから、あれを作ろう!』という感じで、引き出しの鍵を開けて出してくるんです」
「内面と外見というテーマについて考えていること、日常生活、引き出しの中のアイディア、その3つがリンクした時に引き出しが開いて、作品制作に取り掛かるんです。イメージだけで形にしても仕方なくて、やはりコンセプトとリンクしたところで形にしていきますね」
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