〜編集の現場から〜
2005.10.05 vol.61
現役編集者・ライターが現場の声を生かした、使える文章上達のコツを一問一答形式で出題します。 画像が表示されない場合
こんにちは。
雷鳥社「文章上達のための練習問題〜編集の現場から〜」エディターのイタガキです。今週も文章書きのプロである現役の編集者・ライターが現場の声を生かした、“使える”文章上達のコツをお届けします。
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編集の学校/文章の学校 9月10月11月受講申込受付中!
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〜編集の現場から〜
文章上達のための
練習問題

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文章上達のための練習問題
今週は語句、カタカナ表記の問題です

ライターになるための練習問題100 雷鳥社/1‚470円(税込み)
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問題
●カタカナの使い方が正しくないのはどれでしょう。

1.オレンジジュースをリビングで飲む。
2.テレビのニュースを見る。
3.グランドでサッカーをする。
4.コートにシャッポをかぶって出かける。
解答
3.「グラウンド」が正しい
解説
片仮名(カタカナ)は外国から来た言葉、地名、人名や動物の鳴き声などを表すのに使われます。動植物名なども新聞・雑誌などでは片仮名で書かれますが、表記の仕方には基準となるものがありません。一般的には国語辞典の見出しに出ている表記が用いられます。運動場の片仮名表記は、グランドピアノのグランドと同じでよいのかという問題です。

【豆知識】
新聞社によっては「用語の手引き」を発行しています。外来語表記の原則は「外来語は片仮名で書き、できるだけ原音に近く、同時に読みやすい表記を用いる。ただし、慣用の固定しているものは、これに従う。」(「朝日新聞用語の手引き」より)とされています。



書いて稼ぐ!!〜出版業界デビューへの道〜
新コーナー『書いて稼ぐ!!』。出版業界へのデビューを目標に、ライター志望、編集者志望者たちが、それぞれ思い描いた夢を実現すべくその道のりをレポートしてもらいます。チャレンジャー部隊は現在のところ4名。夢を達成したら、卒業・・・。チャレンジャーたちよ、ラストはハッピーエンドな展開を期待してるよ!! 今週はママさんライター久遠さんの登場です。
DEBUT
CHALLENGER
河村圭佑 26歳。
明海大学卒。男性誌系編プロを経て広告代理店へ。フリーランス編集者を目指して只今修行中。
中村由美子 24歳。
大学では心理学と哲学を勉強。編集業も社会人生活も今年が1年目の超新人。会社ではトラベル担当。
ムツキ ?歳。
米系企業勤務の兼業ライター。2つの世界の格差に戸惑いつつ、それが息抜きになることも。でも時間が欲しい!
久遠K子 39歳。
一男一女のママさんライター。愛車は、電動チャリ。あの坂、わき道、どこへでも、本日も爆走中。
担当:久遠K子
経験と人脈は宝モノ。
主婦ギョーカイのツワモノになりたい。

今週書いた文字数・・・ かなり
今月試飲したドリンク剤・・・ 50本
今月使ったコスメテスター・・・ 50種類
今週撮影で会った有名人・・・ 2人

チャレンジャー4番目は、久遠K子が担当です。

まずは、自己紹介からいってみましょうか。
プロフィールにもあるとおり、私はただいま39才。結婚前は、広告プロダクションでコピーライターをしていたものの、夫の転勤やらなにやらでどっぷりと主婦をしていた期間が約10年。

そう、35歳を目前とした頃でした。
「このままじゃ、いけないわ!派遣でもなんでもいいから、私、働かなくちゃ」なんて、一念発起。派遣って、35歳を過ぎると求人がない!

そこでメルマガライターに応募。自宅で出来るからと、張りきって仕事を始めたのでした。仕事の内容は、ネットショッピングのサイトで、売れそうな商品を選び、紹介するメルマガを作るというもの。ときには、これぞという商品を選び、体験リポートを書いたりもしました。おかげで、ネットショッピングにもはまって・・、自分で選んで、書いて、買って・・・1人3役!

そうこうするうちに、やっぱり「書く」ことを一生の仕事にしようと思い、編集の学校へと通うことになったのでした。

主婦をしていた10数年間は、決して無駄ではなかったと思っています。「むしろ、宝物かな」。何を隠そう、私。みそ汁がだしベースだと言うことも知らなかったし、天ぷらを作ろうとして、フリッターになったこともありました。まあ、失敗ネタには尽きませんね。そんなときに、役に立ったのは生活情報誌。10数年前の雑誌や切り抜きが、今でもたくさん残っています。料理の基本から、掃除の仕方、お礼状の書き方まで、教科書になってくれたのでした。

そして、もうひとつ宝物は子育てを通して知り合ったママ友だち。特に幼稚園時代、いろんなタイプの母親たちと知り合いになりました。「たかが、主婦。されど、主婦」。このママギョーカイにも切れモノ、ツワモノがいます。みなさん、優秀っ!! 情報通です。もちろん、子育てしながら、仕事を続けているママたちもいます。

とはいえ、女の集団。まあ、いろいろあるんです。でも、そんな集団をうまくコントロールして、引っ張っていくリーダー的存在の方がいらっしゃいました。聞けば、国際線のスッチーを10年以上もされていた方とか。「女の集団には、慣れてるのよ」とは、なるほど。一方であまり目立たないけれど、いろいろな方から信頼され、縁の下の力持ち的存在の方も。人が面倒くさがる仕事も、しっかりとこなす能力があります。彼女は、元ツアーコンダクター。やっぱり。

みなさん、それまでの経験をしっかりと生かしているんですね。このほかにも、女医さん、料理の先生、代議士の妻なんて方もいたりして。同じように歳を重ねながら、いろいろな経験を持つ彼女たちと知り合えたことは、ライターとしてのこれからの私にとって大切な引出しになってくれることと思っています。ちなみに私は、雑学好きなバーゲン情報ツウと呼ばれていました。

実は今、ベテランの編集者のところに出入りし、少しずつ仕事をさせていただいています。編集の学校卒業生から紹介していただいた方です。今やっている特集記事の素材集めから、キャプション書きなども、メルマガ執筆経験が役に立っているのでは思ってます。

「何事も、経験。そして、出会い」が大切なのだと、しみじみと実感。今後は、これらの経験を生かした本や記事を書いてきたいと思っています。詳しくは、追々こちらのメルマガで。

次回は、ベテラン編集者さんから間近で学んだことを書きますね。


雷鳥社 文章・編集の本



編集の学校のスタッフ・花巻が行く!!
Profile
編集の学校 ・スタッフ 花巻あゆこ
1978年神奈川県横浜市生まれ 27歳

帰国子女が多い四年制大学を卒業。英語は得意。小学生の頃から、文章がヘタであることにコンプレックスを感じている。この春に大学時代の友人と二人暮らしをはじめた。海上自衛隊勤務の友人に誘われダイビングをはじめた父と社交ダンスに夢中になっているおっとりした母、結婚して独立している兄がいる。

日本語のトリセツ(取扱い説明書)〜いつまでも自信がもてないオトナのための文章ドリル 雷鳥社/1‚470円(税込み)
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講師の方々が知恵袋?!
やっと、秋らしくなってきましたね。ハナマキ、夏は大好きのハズなんですが、ここ1〜2年は、猛暑続きのためか、涼しくなるとホッとしてしまいます。そういえば、3年くらい海にも行ってないし、日差しが強いと怯んでしまい、つい日陰をえらんで歩いてしまう…。

姉妹校「写真の学校/東京写真学園」の25歳のスタッフJからは、「ハナマキさん、年をとるとだんだん夏が辛くなるらしいですよ」というひとことを投げかけられ、「カチン」としながらも内心「がーん」としたのでした。思い返すと、今年の夏は毎日、日焼けやだるさと闘って一日を凌いでいるかんじだったし、全然、夏を満喫してなかったなぁ。いつの間にこんなに弱々しい人間になっちゃったんだろう、いくらなんでも、枯れるのは、まだ早いっ。これじゃ、いかぁぁ〜ん!

「だるい、気力がわかない、なんとかしたいんですっ!」。困った時は、講師に聞きます。だって、「編集の学校/文章の学校」には、ビジネス誌、女性誌、トレンド誌、金融、健康…いろんなジャンルで活躍している編集者、ライターの方がいらっしゃるんですもん。みなさんの頭には、取材で集めた情報がガッツリ詰まっています。それをちょっとわけていただくんです(学校スタッフの特権(笑))。知りたいこと、相談したいことがある時は、講師にお会いするのが一層楽しみに思えてしまいます(講師のみなさん、すみません!!)。

で、講師の方々から集まった答えはというと…
「日差しをたくさん浴びた夏野菜かな。トマト、なす、キュウリ、カボチャ…やっぱり季節のものを食べるのが一番いいんだよ」「やっぱりウナギでしょう、ビタミンAは活性酸素を除去してくれる働きもあるらしいよ」「梅干しがいいよ。疲労回復に効果があるクエン酸が含まれているし、殺菌作用もある」「豚!豚はいいよっ。食べた翌日から元気になる。夏ビタミンB1が入ってるから疲労物質をやっつけてくれるんだ!」「辛いものでしょう。カプサイシンがたるんだ身体にカツを入れて食欲増進させてくれますよ。やっぱり、食欲がパワーの源だもんね」「弱っている時は、黒い食べ物がいいって聞いたことがあります。ゴマも白ゴマより黒ゴマのほうがいいみたいだし」

たくさんの情報を提供していただき、うれしい限り!! さて、どれを試そうかななんて、迷ってるうちにすっかり涼しくなってしまいました! 講師のみなさま、次は食欲の秋、食べても太らない方法教えてもらえませんか?
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編 集 後 記
人材こそ宝とは、よく聞く話。編集の学校のスタッフのみなさんが親身になって育てていかれた方々ひとりひとりがどんどん自分を磨き成長し、宝物になっていったんだよなぁって、このお話を読んで改めて思いました。
問 い 合 わ せ
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