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「良い声」を出すために
「良い声」とはもともとの声質の問題ではなく、「良い発声」をすることがそれにつながるのです。だから「声質が悪いから声優には向かない」ということは全くありません。正しい呼吸法、正しい発音を学んで、まずは聞き手に明確に届く声を発声してみましょう。
あなたは自分の声を知っていますか?
ふだん聞いている自分の声は、内耳(ないじ)を伝わってきているので他の人が耳にする声とは違うものです。
自分の声を知るために、声を録音して聞いてみましょう。朝と夕方、暑い日と寒い日など、時間や気象条件などによっても声は微妙に変わるので、いろいろなコンディションで録音すると、自分の声をよりよく知ることができるでしょう。
これからのトレーニングにおいても、こまめに録音して自分の声をチェックすることをおすすめします。トレーニングを積むにつれ、自分の声や表現力に変化があらわれていることに気づくはずです。
「良い声」を出すために、体の余分な力を抜いてリラックスすること、これは基本です。体のどこかに余計な力が入ったまま声を出すと、喉が締めつけられて遠くまで声が届きません。
次号でリラックス体操を伝授いたします。 |
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